どもりを治すために私がやったこと!

吃音カウンセラーの三浦雄大が相談、病院の選び方を解説します。

吃音カウンセラーの三浦雄大です。

 

 

私はこれまでの人生で、

 

 

「もっとゆっくりしゃべりなさい」
「もっと落ち着いてしゃべりなさい」

 

 

何度この言葉を言われたかわかりません。

 

 

どんなに落ち着いて喋っても、どんなにゆっくり喋っても特定の言葉が言えず、その後ひどく息苦しくなりました。

 

 

深呼吸をしないと倒れてしまいそうなくらい呼吸が苦しくなりました。

 

 

物心のつく4、5歳くらいから20年以上も苦しめられました。

 

 

子供の頃は、とにかく電話の鳴る音が嫌い、授業で先生に当てられるのが怖い、本読みはどもりが限界に達してしまうので先生に怒られても黙ってました。

 

 

コネで入社できたので面接はなかったですが、社会人になってからは会社の電話が一番苦労しました。

 

 

どもりのせいで電話越しに怒鳴られた事がトラウマになり、一時は電話に出てもほとんど何も喋ることができなくなっていました。

 

 

この言葉も言えない、今度は“は行”が言えなくなったなど言えない言葉がドンドン増えていきました。

 

 

私はどもりがバレないように普段から膝を手で叩きながら言葉を出すタイミングを図ったりなど様々な工夫をしましたが、すぐに慣れてしまい、使えなくなりました。

 

 

自分自身の努力や工夫だけではどうにもならないので腹式呼吸法を習得するためのトレーニング、特殊な器具や機械を使った、横隔膜の動きを矯正するトレーニング、口の形や動きを矯正するためのマウスピースを使ったトレーニングなど色々やりました。

 

 

ですがトレーニングをすればするほど、これまでどもらなかった言葉までどもりだして怖くなってやめてしまったんです。

 

 

そのことで自分は完全に言葉を失ってしまうのではないかという不安が大きくなっていきました。

 

 

そんな時にある言語聴覚士の先生と出会いました。

 

 

教えてくれたのはどもりを隠そうとしないしゃべり方です。

 

 

今までやった発語気管を鍛えるための様々なトレーニングは一切ありません。

 

 

ですが20年以上苦しめられたどもりが1ヶ月ほどで治りました。

 

 

治ったというか、流暢にどもるというか、相手に全くどもっていないように聞こえるようになったんだと思います。

 

 

私はこのように、どもりで苦しみ続けた経験と、どもりを治した経験を元に現在、吃音カウンセラーして活動しています。